窓用シャッターの種類とメリット・デメリットとは?

窓用シャッターの種類とメリット・デメリットとは?

防犯対策や窓の保護に、窓用シャッターの取付けを検討している人もいるのではないでしょうか?しかし、いざ窓用シャッターを選ぼうと思うと、その種類の多さに「どれを選べばいいの?」と悩んでしまいます。

そこで本記事では、窓用シャッターの種類やメリット・デメリットを紹介します。窓用シャッターのタイプや、メリット・デメリットを把握することで、自宅にあう窓用シャッターが見つかります。

窓用シャッターの取り付けにお悩みの方は、ぜひ一度ご覧ください。

目次

窓用シャッターとは?

窓用シャッター

そもそも、窓用シャッターとはどんなもの?と疑問に思う人もいるでしょう。

窓用シャッターとは、窓につけるシャッターのことです。従来の窓では、窓と網戸を取り付ける住宅が多くありました。近年では、防犯・プライバシー保護の観点から、窓用シャッターを取り付ける住宅が増えています。また、窓用シャッターは網戸とは異なり、音や光、熱が部屋の中へ入ることを防ぎます。その結果、快適な室内温度を保つことにも役立ちます。

窓用シャッターは、新築時に取り付けることが一般的ですが、後付けもできるタイプがあります。後付けする際は、業者に依頼することがおすすめです。。

窓用シャッターの種類

窓用シャッターの種類は大きく分けて次の2つです。

  • 手動式
  • 電動式

この二つは、自動で開閉できるかできないかが大きな違いですが、それぞれどんな違いがあるか詳しく紹介します。

手動式

手動でシャッターを開閉するタイプです。手動で開閉をするため、都度開ける・閉める作業が手間と感じることがあるでしょう。シャッターを開けるために、一度窓を開ける必要もあり面倒と感じる人も少なくありません。

シャッターによっては、少しの力で自動的に開けられるタイプのものもありますが、窓に行きシャッターを開ける作業は必要です。

一方で、電動式のシャッターと比べると、手動式は故障のリスクが少ないことがメリットの一つです。そのほかに、電動式よりもコストを抑えて設置できます。

電動式

リモコン操作でシャッターを開閉するタイプです。自動で開閉できる機械がついており、大人も子供も簡単にシャッターを開閉できる点が大きなメリットです。

手動タイプは開閉時に窓を開ける必要があり、雨の日や朝の忙しい時間帯は、シャッターを開けることが手間と感じることがあるでしょう。しかし、電動式のシャッターであれば、簡単にリモコンでシャッターを開けられるため雨に濡れる心配もありません。

シャッター用のリモコンが増えることが気になる方はいませんか?現代は、スマホと連動したタイプや、Google AssistantやSiriなどAI音声機能による操作ができるタイプもあり、利便性が高まっています。

シャッターのタイプ

次にシャッターのタイプを紹介します。シャッターのタイプは主に以下の3つです。

  • ブラインド式
  • スリット
  • クローズ

プラインドタイプ

ブラインドカーテンのように、羽板で角度を調節できるシャッターです。ブラインド式タイプの特徴は、閉めた状態でも羽板の角度を調節し、風通しや光の加減を調節できることです。風や光を室内に取り入れながら、外からの目隠しができるため、快適な室内環境を作れます。

一方で、羽板1枚1枚に汚れがつくことがあり、メンテナンスが大変と感じることがデメリットとして考えられます。1枚1枚丁寧に拭き掃除をして清潔に保つことが大切です。また、クローズタイプに比べてコストがかかります。

スリットタイプ

スリットと呼ばれる切れ込みが入っているシャッターです。切れ込みにより、シャッターを閉めていても、風通しがよく陽の光を取り入れられます。スリットは、上下に動かせるものや部分的に動かせるものがあります。外からの視線は遮られるので、プライバシー保護も可能です。

クローズタイプ

シャッターで隙間なく窓を覆えるタイプです。シャッターを下ろすと、光や風を遮断し、外が見えなくなります。そのため、防犯性が高く、台風などの強風時には窓を守る役割をはたします。一方で、シャッターを閉めている間は、風や光を通しません。そのため、朝になっても部屋が暗い、換気をするにはシャッターを開けるなど、防犯性の高さがデメリットに感じるケースもあります。

従来はデザイン性が乏しいクローズタイプでしたが、現在は色が増えるなど自宅の外観に合わせて選べるタイプもあります。他の2つのタイプに比べるとコストを抑えられる点がメリットです。

窓用シャッターのメリット

メリット

窓用シャッターのメリットを紹介します。

家の中が見えにくくなるプライバシー保護に加えて、防災効果や防犯効果が期待できます。

防災効果

台風などの強風時に飛来物から窓を守れるメリットがあります。飛来物が窓に当たると、窓はひび割れてしまいます。割れた窓ガラスで怪我をしてしまうこともあるでしょう。また割れた窓が治るまでの期間、室内環境を快適に保つことは簡単ではないでしょう。

シャッタータイプであれば、しっかりと窓を覆いながら強度があり、強風からも窓を守ってくれます。強風に強いシャッターを取り付けることで、災害から自宅を守ることにつながります。お住まいの気候状況によっては、強風に耐性のあるシャッターを選ぶことで、より防災効果が高まるでしょう。

防犯効果

シャッターを取り付けることで、防犯対策にも効果的です。空き巣などの侵入・窃盗などは、窓ガラスを割って侵入するケースが多くあります。シャッターを取り付けておけば、簡単に窓ガラスを割って侵入される心配が軽減されます。不審者は簡単に侵入できる場所を好むため、シャッターなど侵入に時間がかかる対策は避ける傾向があります。

戸締りをしっかりとした上で、シャッターを閉めておけば、留守中や就寝中の防犯対策になります。

外の灯りをシャットアウトできる

夜、外の光が気になって眠れない、起きてしまうということはありませんか?

住宅周辺環境によっては、車の光が気になることもあるでしょう。そんな時は、クローズタイプのシャッターを検討してみましょう。光を遮るため、外の光を室内に取り込みません。適度に光を取り入れたい場合は、スリットやブラインドタイプのシャッターがおすすめです。

窓用シャッターのデメリット

デメリット

防犯や防災対策は大きなメリットですが、デメリットもあります。

使わなくなる可能性

特に手動タイプのシャッターは、将来的に使わなくなる可能性があります。なぜなら開閉の手間がかかるからです。開閉することが面倒と感じ、1年中開けっぱなしにしているといったケースもあるかもしれません。手動式シャッターは、電装式に比べて取り付けコストを抑えられますが、毎日使う可能性を考えると、少しでも手間は削減しておくことがおすすめです。

費用

シャッターを取り付ける際には、費用がかかります。サイズや種類によっても価格は前後しますが、手動シャッターは20万円前後、電動シャッターは30万円前後が相場です。また、本体費用にプラスして工事費用がかかります。

電動シャッターは、取り付け費用だけでなく電源工事が必要なケースもあり工事費用が高くなることもあるでしょう。コスト面では、手動シャッターが費用をおさえて設置できますが、家族や自身のライフスタイル、利便性を考えて選ぶことがポイントです。

シャッターを設置できない場合もある

窓用シャッターは、窓によっては取り付けできない場合があります。リビングから大きく吹き出している窓や、シャッターボックスの取り付けスペースがないなど、すぐに取り付けられないケースがあります。また外開きタイプの窓や、サイズになどの条件でも、外付けできない可能性があります。

室内側に取り付けるタイプもあるので、その際は、室内タイプのシャッターを検討してみましょう。

窓用シャッターはいつける?

「窓用シャッターをいつ、設置するか?」悩む人もいるでしょう。後付けタイプの窓用シャッターもありますが、新築時に設置することで、メリットもあります。

新築時

窓用シャッターを取り付ける場合は、新築時がおすすめです。新築時であれば、住宅のデザインにあったシャッターを選べるメリットがあります。工事も自宅の施工と同時に行うことで、入居時から安心して使用できます。

前述したように窓用シャッターは、取り付けられるデザインが決まっているため、後から取り付けたいと考えた場合、シャッターが取り付けできない場合もあります。窓用シャッターを検討している場合は、新築時に窓を考える際に同時にシャッターも選ぶことがおすすめです。

後付け

窓用シャッターを確実に取り付けるなら新築時がおすすめです。しかし、窓用シャッターは後付けも可能です。スペースの確保や網戸の撤去など、工事費用がプラスされるケースもあるので、取り付け時には業者に確認してみましょう。

まとめ

窓用シャッターは、手動と電動の2種類のタイプがあります。手動式では費用をおさえて取り付けられますが、電動式は手軽に開閉できる利便性の高さがメリットです。

さらに、ブラインド・スリット・クローズとデザインが異なり、その性能にも違いがあります。

適度に光や風を取り入れながら、プライバシーを保護したい場合は、ブラインド・スリットのデザインがおすすめです。防犯性や防災効果を高めたい場合は、窓をしっかりと覆うシャッターを選びましょう。

また取り付ける際には、新築時がおすすめです。後付けも可能ですが、取り付けられないケースもあるため、業者に費用や状態を確認してもらい取り付けます。

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