エクステリアのリフォームのポイントは?費用や場所ごとに解説

エクステリアのリフォームのポイントは?費用や場所ごとに解説

自宅のリフォームと同じように、時間が経ち古くなったエクステリアをリフォームしたいと思う人はいるでしょう。

「階段をスロープにしたい」「植栽のスペースを狭くして駐車スペースを確保したい」など、自宅で暮らしている中で感じる悩みを解決したい人もいるのではないでしょうか?

今回は、エクステリアのリフォームのポイントを場所別に紹介しました。

あわせて費用の事例を紹介していますので、エクステリアのリフォームをご検討中のお役に立てましたら幸いです。

目次

【場所別】エクステリアのリフォームのポイント

まず、エクステリアの場所ごとに、リフォームのポイントを紹介します。

リフォームは、現在ある問題や悩みを解決することがポイントです。さらに、これから紹介するポイントも参考にチェックしてみてください。

門・玄関

門や玄関は、自宅の印象を左右します。

門扉や柱などはデザインや素材も豊富にあり、自宅の外観や好みに合わせてリフォームが可能です。

門から玄関までの小道である玄関アプローチも、自宅の外観にマッチするデザインにすることがポイントです。雨の日でも滑りにくい素材や夜間に歩きやすいようにライトを設置することもあります。

また、ライフスタイルの変化など玄関前の階段をスロープにしたいためリフォームを検討する場合もあるでしょう。スロープは手すりをつけたり、傾斜の角度に気をつけたりと実用性も合わせて考えることが大切です。

カーポート・ガレージ

駐車スペースをリフォームする際に、愛車を日光や落下物などから守るカーポートやガレージを設置したい人もいるでしょう。

カーポートは、種類が様々あります。

  • 柱が片側に設置されているタイプ
  • 屋根の形状が直線的なフラットタイプ
  • 屋根の形状が丸みのあるラウンドタイプ など

カーポートの屋根の素材も、紫外線カット率やお住まいの気候に合わせて選ぶことがおすすめです。

一方、壁に囲まれるガレージはより一層愛車を美しく保てるメリットがあります。高級車などは、防犯の面でもカーポートより安心できる点がメリットでしょう。

フェンス

「自宅が外から見えてしまう」「子供やペットの急な飛び出しを防ぎたい」などプライバシー保護や安全性のためにフェンスを検討する人もいますよね。

フェンスの素材や高さなどによって、目隠しの効果や費用も異なります。

デザイン性と実用性を合わせて検討することがポイントです。

また、隣の住宅との境目にフェンスを設置する場合は、事前に隣の住民へ設置の説明をしておきましょう。

無断で設置した場合、自宅からの景観や境界線の認識の違いや工事中の問題などでトラブルになるケースもあります。

トラブルを避けるためにも、説明しておくことと安心です。

庭・テラス

お庭は家族で楽しめるスペースを作ったり、ガーデニングを本格的に楽しみたいとリフォームを検討する人もいます。

例えば、天然の木で作ったウッドデッキが古くなってきたため、人工木のウッドデッキへリフォームします。家族とのバベキューや小さい子供やペットが安心して楽しむためのスペースとして、ウッドデッキを設置したいケースもあるでしょう。

また、ガーデニングを楽しみたい方は、お庭にタイルや天然石をしき歩くスペースと植栽のスペースを分けたデザインにしたり、お手入れしやすいお庭へリフォームしたりするケースがあります。

【費用別】エクステリアのリフォーム事例

次に、費用別にエクステリアのリフォーム事例を紹介します。

費用は、リフォーム面積や以前設置されていた物の撤去費用など、状況によって様々です。

費用のことで気になる点がある場合は、依頼する業者へ都度確認しましょう。

50万円以下

50万円以下でリフォーム可能な箇所は以下の通りです。

  • 玄関アプローチ
  • 門扉
  • カーポート
  • 照明の設置庭
  • ウッドデッキ など

50万円以下の場合、部分的なリフォームが可能です。上記の例のように、自宅の外や庭が夜間くらいため照明を設置したい。カーポートを取り付けたいといった悩みを解決できます。

もちろん、広さや素材などによって、50万円を超えるケースもあるでしょう。しかし、広さを必要としないウッドデッキや玄関アプローチなどは50万円以下でリフォームができる可能性があります。

予算が50万円あれば、庭にタイルや人工芝を敷いたお庭のリフォームも可能になるケースがあります。

50〜100万円

予算が50〜100万円ある場合、駐車スペースの設置や玄関アプローチなどを含めた、工事を必要とするリフォームが可能になるでしょう。

例えば、外からの視線が気になるオープン外構だったデザインを、部分的に塀を設置するセミクローズ外構へ作り直すこともできます。また、大きめのウッドデッキの設置もできるでしょう。

50〜100万円の場合、お庭の植栽を変えてフェンスを設置するなどの、全体的なデザインを考えたリフォーム可能です。

100万円以上

予算が100万円以上ある場合は、大規模なリフォーム工事が可能です。

土台の工事を含めた工事も可能になり、ウッドデッキやガレージの新設、お庭の全体的なデザインを一新することも可能になるでしょう。

家の周りにフェンスを設置することもでき、クローズド外構と呼ばれるプライバシーを重視したデザインのエクステリアも作れます。

また、予算が必要な素材を利用することもできるでしょう。例えば「洗い出し」といった職人技が必要な玄関アプローチを作ったり、漆喰の塀を広範囲に作ることも考えられます。

エクステリアをリフォームする際のポイント

エクステリアをリフォームする際のポイント

エクステリアをリフォームする際は、どんなことに気をつければいいでしょうか。ここでは、リフォームの際のポイントを紹介します。

目的を決める

リフォームする目的を決めましょう。

リフォームの際は、「現在の暮らしの中で悩んでいること」や「もっとこうしたい」といった箇所を解決することがポイントです。また、子供の成長などライフステージに応じて変更したい箇所が出てくることもあります。

このようなポイントを解決するため、リフォームの目的を決めておきましょう。

例えば、以下のケースが考えられます。

  • 子どもが大人になり駐車スペースが1台分必要になった
  • 古くなった天然の木のウッドデッキを人工木に変えたい
  • 庭の手入れが面倒なので天然芝から人工芝にしたい

現在の問題点などからリフォームの目的を決めることで、予算の大幅アップや、リフォーム後の後悔を防げるでしょう。

予算を決める

あらかじめ予算を設定しておきましょう。

リフォームに必要な設備や素材を選ぶ際は、デザインや機能性など様々な視点から検討が必要になります。

数万円〜数十万円の商品や素材を何度も見るうちに、金銭感覚が麻痺してくる恐れもあり、最終的に予算を大幅に超えてしまうこともあるでしょう。

予算をあらかじめ決めることで、必要なものの取捨選択を可能にします。

使いやすさを考える

生活導線を考えたリフォームを心がけると、リフォーム後も住みやすさを感じられるでしょう。

カーポートを設置しても、玄関から車の乗り入れや荷物の出し入れがしにくいと感じてしまわないように、玄関の位置や駐車位置を考慮してカーポートを設置する必要があります。

また、門扉の開閉の仕方やウッドデッキと出入り口の位置なども気をつけたいポイントです。

外出時や家事をする際の使いやすさを考えて、リフォームをしましょう。

業者を選び

リフォームを依頼する業者選びは、重要なポイントです。

見積もりを取得する際は、複数社に依頼してみましょう。業者によって得意な箇所が異なるため、予算内でできるデザインやリフォームの提案内容も変わってきます。

さらに、アフターサービスもあるかどうか、アフターサービスは無料か有料かも事前にチェックしておきたいポイントです。

納得できるリフォームができるよう、気になる点が質問しやすいなど相性も判断しながら業者を選ぶといいでしょう。

エクステリアのリフォームで費用を抑えるポイント

エクステリアのリフォームで費用を抑えるポイント

「リフォーム費用はなるべく安くしたい」と考える人は多いでしょう。

最後に、リフォーム費用を抑えるポイントを紹介します。

複数者から見積もりを取得する

先述したように複数の業者から見積もりを取得しましょう。

見積もりの内容に違いが出るため、費用や内容を見比べるメリットもあります。

さらに、同じ内容であれば少しでも安く施工してもらえる業者が見つかることも期待できます。

A社では高額だったリフォームの内容も、B社では費用を少なくした施工例を紹介される場合もあります。

複数社に依頼することで希望のリフォームを実現できる可能性が広がるでしょう。

複数社から見積もりを取得した場合、依頼しない業者へは早めに連絡することがマナーです。余計なトラブルを避けるためにも、依頼しないと決めた際は早めに連絡をしましょう。

助成金を確認する

自治体によっては、助成金制度が用意されている場合もあります。

例えば、介護のためにバリアフリー対策が必要となり、玄関にスロープを設置した場合です。

このほかに、安全を推進するためブロック塀の撤去費用を補助してくれる制度や緑地化のために生垣を設置した場合の補助制度など、自治体によって様々です。

自治体に申請する助成金は、誰でもいつでも受け取れないため注意が必要です。

申請受付期間がある場合や、申請条件を満たす必要なケースもあります。

また、リフォーム後の申請は受け付けてもらえないケースもあるため、リフォーム開始前に自治体のホームページをチェックしておくことがおすすめです。

注意点は、助成金を受け取るための申請は手間がかかるため、手間や手数料を考えても安くなるかどうか慎重な判断が必要とされます。

DIYができる箇所は自分でやってみる

費用をおさえる最後のポイントは、自分でできる箇所はDIYでリフォームすることです。

土台からの工事はその後の安全性も考慮すると、業者への依頼が安心です。しかし、庭に照明を設置したり、植栽を植えてガーデニングをしてみたりとDIYで対応できる箇所もあります。

フェンスやウッドデッキもDIYで手軽に設置できるものもあるため、販売されているDIYグッズを活用してリフォーム費用をおさえることができるでしょう。

まとめ

エクステリアのリフォームは、日々の暮らしの問題点を解決するために目的と予算を決めてから始めると効果的です。

プライバシーや安全性を高めるためにフェンスを設置したり、家族やペットと楽しめる空間を作るためにウッドデッキを作ったりとリフォームの内容は様々でしょう。

納得できるリフォームをするために、複数の業者から見積もりを取得したり、リフォーム後の利便性も考えることがポイントです。

ぜひ今回の記事を、エクステリアのリフォームにお役立てください。

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