人工木のウッドデッキが向いている人とは?人工木のメリットとデメリットを紹介

人工木のウッドデッキが向いている人とは?人工木のメリットとデメリットを紹介

「ウッドデッキを作りたいけれど、メンテナンスが大変そう。」
「人工木のウッドデッキは大丈夫?」

など、ウッドデッキを作りたいけれど、素材やメンテナンスに不安を持つ人もいるのではないでしょうか?

ウッドデッキは、BBQやお子さんやペットが遊ぶ家族の憩いのスペースにもなります。

さらに、ガーデニングや家事などの趣味や生活にとても活用できるスペースです。

しかし、どんな素材がいいのか?人工木って何?など、ウッドデッキを作る上で心配なことや疑問に思うことはありますよね。

そこで、今回は、ウッドデッキに使われる人工木について紹介します。

人工木は天然木に比べると、自然の雰囲気を楽しめないデメリットがあります。

しかし、家族の安全と安心、メンテナンスの簡単さから、人工木はウッドデッキの素材に選ばれています。

人工木の良い点や注意する点は何?など興味をお持ちの方は、ぜひ参考にご一読ください。

目次

ウッドデッキに使われる人工木とは?

人工木とは

「ウッドデッキに使われる人工木とはどんな素材?」と疑問に思う人もいるでしょう。

人工木は、自然の木に見立てて、樹脂を使って作られています。

人工木は、樹脂だけでできているものと樹脂と木粉を混ぜた素材が使われています。

そのため見た目は、木目のような筋があるデザインで、木のような雰囲気が感じられます。さらに、プラスチックのような人工的な質感もあります。

天然木との違い

天然木はその名の通り、自然にあった木をウッドデッキに使用できる木材に加工しています。

そのため、時間の経過とともに、色や素材の変化があります。

天然木は時間の流れとともに、施工当時と現在との風合いの違いを楽しめる点が魅力です。

一方で、害虫や腐食などの劣化の心配があります。

定期的に塗装や防腐剤・防虫剤の塗り直しの必要もあり、メンテナンスも必須です。

天然木を使ってウッドデッキをDIYしたい人や自然を感じられる雰囲気を楽しみたい人は、天然木を使ったウッドデッキもおすすめでしょう。

しかし、人工木に比べるとメンテナンスが必要な素材です。

人工木でできたウッドデッキのメリット

人工木でできたウッドデッキのメリット

人工木を使ったウッドデッキのメリットを紹介します。

人工木でできたウッドデッキは、メンテナンスが簡単である他に、デザイン性や安全性にも定評があります。

1.腐食の心配がない

人工木は、腐食の心配がほとんどありません。

人工木は樹脂でできているため、シロアリなどの害虫が寄りつく心配が少ないでしょう。

一方で、天然木は、虫や天候による腐食が心配されます。

定期的なメンテナンスをしていない天然木のウッドデッキは、木の内部が腐食している場合もあり、知らずに踏んでしまうと落下して怪我をする恐れがあります。

その点で、人工木のウッドデッキは腐食の心配がなく、安心して過ごせるでしょう。

2.メンテナンスが簡単

人工木のウッドデッキは、メンテナンスが簡単な点がメリットの一つです。

天然木は定期的に、塗装や防腐剤などの塗り直しが必要です。

しかし、人工木は塗装する必要がありません。

さらに、人工木の日々のお手入れは、汚れや土を落とすための簡単な掃き掃除で済ませられます。

長手方向に沿って、デッキブラシで水拭きをした後に乾拭きをするお手入れも含めると、より美しさを保ちながら、人工木を長持ちさせることもできます。

傷やカビが気になる場合は、ヤスリで削るなどの方法でメンテナンスも可能です。

3.環境にやさしい

人工木に使われている木粉には、リサイクルされた木材が使われています。

新たに木を伐採することがないため、環境保護の観点からも、環境にやさしい素材です。

さらに、天然木では木粉が飛び散りアレルギー反応が出てしまう人も稀にいます。

人工木は、木粉が飛び散らない素材のため、人にも優しく使用できます。

4.耐久性がある

腐食の心配がない人工木ですが、さらに耐久性にも優れています。

人工木は、水はけもよく、雨による腐敗の心配がありません。

防腐剤の塗り直しも必要がなく、耐久性が高い点も魅力の一つでしょう。

劣化しにくい点から、天然木に比べて、メンテナンス費用がおさえられます。

5.デザインが豊富

人工木は、カラーバリエーションが豊富です。

茶色と言っても、黒よりの茶色・白っぽい茶色・黄色っぽい茶色、とさまざまなパターンの色やデザインが用意されています。

また、自宅の外観に合わせて、グレーっぽい人工木を選んだり、赤みのある人工木を選んだりと、豊富なデザインから自身にぴったりの人工木を選べます。

6.安全性が高い

天然木は、時間の経過とともに、トゲやささくれが気になる人もいるでしょう。

お子さんやペットをウッドデッキで遊ばせたい場合、トゲやささくれなどは怪我の原因となります。

人工木は、トゲやささくれができることがありません。

そのため、お子さんやペットのいるご家庭でも安心して過ごすことが可能です。

人工木でできたウッドデッキの注意点

人工木でできたウッドデッキの注意点

次に、人工木を使用したウッドデッキの注意点を紹介します。

1.夏場は表面温度が高くなる

人工木は樹脂が使われているため、熱を吸収しやすい性質があります。

そのため、夏の暑い日は人工木でできたウッドデッキの表面が高温になり、裸足で歩くには暑すぎることがあります。

ウッドデッキの表面温度が高温になる現象は、天然木でも起こるため、人工木特有のデメリットではありません。

しかし、高気温・日差しが強い日はスリッパを履くなど対処が必要です。

2.変形する可能性がある

樹脂の性質上、気温によって伸び縮みがしやすい点が注意点です。

変形する可能性があるため、施工の際は、余裕を持たせ設置し変形に対処するなど、対策することがおすすめです。

3.風合いが楽しめない

人工木と天然木の1番の違いは、自然の風合いが楽しめない点です。

人工木は、メンテナンスがほぼ不要な分、素材の変化も少ないことが特徴です。

一方、天然木は定期的なメンテナンスが必須ですが、劣化も一つの自然の風合いとして変化を楽しむことが可能です。

ナチュラルテイスト・自然にこだわった家づくりをしている方は、自然の変化を楽しめない人工木に対し、物足りなさを感じてしまうかもしれません。

ウッドデッキには人工木が向いている人

ウッドデッキには人工木が向いている人

人工木のメリット・デメリットを紹介しました。

人工木のウッドデッキは、「定期的なメンテナンスが苦手な方」「安全に楽しみたい方」に特におすすめです。

メンテナンスは簡単にしたい人

天然木は、防腐剤や塗装など、定期的なメンテナンスが欠かせません。

一方、人工木は、日々の掃き掃除や水拭きなどは必要ですが、塗装の塗り直しなどの大規模なメンテナンスはほぼ不要です。

メンテナンスは、それぞれの素材を長持ちさせるためにも必要な作業です。

日々のメンテナンスを簡単に済ませんたい人・定期的な塗り直しが面倒と感じる方は、人工木を選ぶことをおすすめします。

安全性を求める人

天然木は、トゲやささくれの心配があります。

小さなお子さんやペットのいるご家庭では、ウッドデッキで遊ばせたいと理想を膨らませている人もいるでしょう。

しかし、天然木では、時間の経過とともに、トゲやささくれによる怪我の心配があります。

また、確認できていない腐食箇所がある場合は、上から踏んでしまうと落下し怪我をすることも考えられます。

耐久性に優れた人工木は、腐食やトゲ・ささくれの心配がありません。

夏の暑さによる表面の高温には注意が必要ですが、パラソルなどを使用することで、日陰を作ることもできるでしょう。

ウッドデッキの腐食・腐敗による、家族やペットの怪我を防ぐ安全性を求める方は、人工木のウッドデッキがおすすめです。

人工木でできたウッドデッキの費用相場

人工木のウッドデッキが向いている人とは?人工木のメリットとデメリットを紹介

ウッドデッキを基礎工事からする場合、1平米3万円前後が相場です。

例えば、6平米のウッドデッキを作る際は、約15万円〜18万円が目安の費用です。

使用する材料や施工の内容によって前後するため、複数社から相見積もりを取得するなどして、納得のできる価格で施工しましょう。

DIYでウッドデッキを設置する場合は、材料費だけとなり、費用も安くなります。

しかし、基礎が必要な際は、業者に依頼してしっかりと基礎工事をすることが重要です。

また、最近では、置くだけタイプのウッドデッキが販売されています。

大きさやデザインにより、数千円〜数万円で購入できるため、簡単に仕上げたい方は、こちらも検討してみてはいかがでしょうか?

まとめ

人工木は、樹脂や樹脂と木粉を混ぜてできている木材に似せた人工的な素材です。

天然木に比べて耐久性に優れているため、塗装の塗り直しなどの大規模なメンテナンスが不要なことが特徴です。

天然木のような風合いを楽しめない一方で、トゲやささくれの心配もないため、お子さんやペットがいるご家庭でも安心して使用できます。

人工木のウッドデッキを作る場合、基礎工事が必要の場合は数十万円かかります。

簡易的な置くだけタイプの人工木のウッドデッキも販売されており、サイズやデザインによって数千円〜数万円で購入が可能です。

ご自宅の外観や好みに合わせて、豊富なカラーバリエーションから選べる点も魅力の人工木。

定期的なメンテナンスが心配な方や安全性を大切にしたい方は、人工木のウッドデッキを選んでみてはいかがでしょうか?

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