エクステリアは、住宅の外観のデザイン性を高めます。
その中でも門柱は、目につきやすく住宅の印象を左右させるアイテムのひとつでしょう。
しかし、門柱の種類もたくさんあり、どれを選べばいいかわからないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、門柱についてまとめました。ご自宅に合う門柱を見つける参考にご覧ください。
門柱って何?
門柱は、名前の通り門に立つ柱のことです。
近年のエクステリアでは、門扉がなく門柱だけを設置するオープンなデザインが増えています。
門柱の形状や素材によってもさまざまなデザインがあり、門柱によって、住宅の外観の印象も異なってくるでしょう。
デザイン性を重視した門柱やポストやインターホンも備わった機能性のある門柱など、さまざまなタイプがあります。
門柱の役割
門柱は、デザイン性を高めるだけでなく、以下の2つの役割もかねています。
防犯対策
門袖とも呼ばれる壁のような部分のある形状の門柱は、防犯対策にも効果が期待できます。
部分的に目隠しが可能なため防犯性やプライバシー保護の効果を高めます。
自宅デザインのポイントになる
門柱をアクセントとして設置することで、エクステリアや住宅全体のデザインのポイントになります。
完全なオープン外構の場合、敷地の境界線がわかりにくいことがありますが、門柱を設置することで、境界線を作り、メリハリのあるエクステリアのデザインになるでしょう。
門柱の種類
門柱の種類は、大きく以下の2つに分けられます。
機能門柱
近年よく見かける門柱のデザインには、機能門柱があります。表札・ポスト・インターホンなどの機能が、一つにまとまっている利便性の高い門柱です。
機能門柱は、エクステリアメーカーなどから、たくさんの種類が販売されています。
最近では、宅配ボックスつきの機能門柱も販売されるなど、多機能な門柱が手軽に購入できる点がメリットです。
価格帯も機能やデザインによりさまざまです。希望するデザインと機能が一体となった門柱をコストをおさえて購入できることもあれば、高額商品を購入し、より高いデザイン性と機能を求めることも可能です。
オリジナル門柱
機能門柱は、すでに出来上がっている門柱ですが、オリジナルの門柱は、好きな素材やデザインの門柱を設置できます。
機能門柱と同様に、ポストや表札を組み合わせることも可能です。
自宅の外観に合わせて素材を選び、全体的に統一感のあるデザインに仕上げる点がメリットです。
門柱はなくてもいい?
自宅の外観デザインにアクセントをつけられる門柱ですが、「門柱は必要ない」という意見もあります。
なぜなら、門柱を設置することで不便と感じる点がいくつかあるからです。
例えば、門柱とポストが一体になっている場合、玄関から門柱まで移動が必要です。
晴れている日は、不便と感じなくても雨が降っていると、郵便物を取りにいくことが億劫と感じる人もいます。
また、インタホーンが設置されている際は、人によっては、門柱がある場所で待つ人もいるでしょう。
玄関近くではなく、外で人を待たせることになってしまい、気になってしまうケースもあります。
門柱の設置には、もちろん費用もかかります。素材や門柱のタイプによりますが、追加費用がかかる分、門柱の設置をしないと決断する人もいるでしょう。
門柱の選び方
デメリットもありますが、住宅の外観をより印象的にする門柱を設置したいと思う人に向けて、門柱の選び方を紹介します。
デザイン
まず、門柱のデザインを決めましょう。
門柱には、以下の3つの種類があります。
ウォールタイプ
門袖とも呼ばれる壁のような部分のあるデザインの門柱です。
他の門柱と比べて柱の面積があるため、目隠し効果やデザインの組み合わせも豊富です。
四角柱タイプ
スッキリとした縦型の四角い門柱です。
一般的なデザインで、インターホンや表札を組み合わせます。
ポストを設置したい際は、別に取り付けることも可能です。
丸柱タイプ
洋風なデザインが多い丸柱タイプです。
ヨーロッパのお屋敷にありそうな装飾がついたデザインのものが多く、エレガントなデザインに仕上げたい時にもおすすめでしょう。
素材
デザインをあらかじめ決めたら、門柱の素材を決めましょう。
レンガ
洋風なデザインによく使われるレンガは、門柱でも活躍します。
モダンにもアンティークなデザインにもレンガは活躍します。
レンガといっても、さまざまなタイプや雰囲気、色合いのレンガがあるため、レンガの特徴を捉えながら門柱に活用することがおすすめです。
木製
木目調の玄関扉とも相性の良い木製の門柱。
ナチュラルな雰囲気はもちろん、素材を組み合わせてスタイリッシュ・モダンにも応用できます。
天然木では定期的なメンテナンスや劣化が目立つなど気になる場合は、人工木の門柱がおすすめです。
タイル
タイルをつかった門柱は、オリジナリティのあるデザインになるでしょう。
タイルはデザインや質感、形など種類が豊富です。
同じテイストのタイルを組み合わせてモダンなデザインにも、色の違うタイルを組み合わせてポップなデザインにもできます。
アルミ
アルミは、機能門柱によく使わている素材です。
軽くて丈夫な点がメリットであるアルミは、見た目もスッキリした機能門柱です。
コンクリート
モダンなデザインに、コンクリートを使った門柱もあります。
スッキリした無機質な雰囲気は、寂しい印象もありますが、スタイリッシュな門柱になるでしょう。
塗り壁
漆喰などの塗り壁を門柱に使用します。
塗り方によって、デザインの印象も異なります。
また、塗り壁特有のメリットとして、家族の手形や記念日などを残すことも可能です。
一方で、他の素材に比べて職人の技術力やメンテナンス、費用が高いなどのデメリットもあります。
予算
門柱の相場は5万円〜30万円と大きな差があります。
機能門柱は、本体自体の価格の差が大きいため、選ぶ門柱によっては予算オーバーということもあります。
門柱を作る場合でも、素材や大きさによって費用は異なります。
あらかじめ予算を決めた上で、機能門柱や門柱のデザインを決めることがおすすめです。
ここでは、機能門柱を例に予算別のデザインを紹介します。
10万円
予算10万円以内で門柱を設置したい場合は、門柱のデザインはスリムなタイプが多いでしょう。
門柱としての重厚感や防犯の効果はあまり感じられませんが、スリムな形状はエクステリアのデザインもスッキリとします。
20万円
10万円以上20万円以内の門柱は、宅配ボックスつきが可能になるケースもあります。
壁のような見た目の門柱も設置ができ、防犯性や利便性がより高くなるでしょう。
30万円
予算が30万円ある場合は、より高級感やデザイン性の高い機能門柱の検討も可能です。
オリジナル門柱も好みのデザインに合わせられ、予算をかけただけのデザイン性のある門柱が出来上がるでしょう。
門柱にプラスしたいアイテム
これまで門柱には、表札やポストなどのアイテムを組み合わせられることを紹介しました。
最後に、門柱にプラスしたいアイテムを紹介します。
表札・インターホン
門柱を設置する際に、表札やインターホンをつける方もいるでしょう。
表札は、フォントや素材を組み合わせて選べるケースもあります。
家族の雰囲気に合わせた表札を選び、門柱に設置しましょう。
照明
照明をつけることで、夜間も魅力的なエクステリアになります。
照明は、夜間のエクステリアのデザイン性を高めますが、防犯対策にも効果が期待できるでしょう。
ポスト・宅配ボックス
従来よりポストを門柱に設置するデザインはありました。
近年では、さらに宅配ボックスを組み合わせて利便性を高めた門柱もあります。
まとめ
門柱には、さまざまなタイプがあります。
各メーカーから販売されている機能門柱も豊富にあり、選ぶことが難しいと感じることもあるでしょう。
素材やデザインにこだわったオリジナル門柱も、ポストやインターフォンを組み合わせることで、個性のある門柱が出来上がります。
門柱を選ぶ際は、デザインや予算、素材を検討し選びましょう。
業者の選定時には、相見積もりを取得しよく費用の内訳を検討することがおすすめです。
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