家の中や庭で過ごしているときに、外からの視線が気になる。という経験がある人もいるのではないでしょうか？プライベートな空間が外部の人にみられていると、落ち着いて過ごせませんよね？そこで、目隠しできるフェンスの設置がおすすめです。しかし、フェンスを設置後に、目隠し効果がなかった・圧迫感があると後悔するケースもよくあります。
本記事では、目隠しできるフェンスの高さや選び方を紹介します。よくある失敗例を参考に効果的な目隠しフェンスについて参考にしてみてください。
目隠しフェンスの高さの選び方
まず、目隠しフェンスの高さを選ぶ時のポイントを紹介します。「目隠しをしたい」という大きな目的がありますが、より詳細な目的を考えることで、フェンスの効果がより高まります。
フェンス設置の目的を決める
どんな時に視線が気になるのか？どこから目隠しをしたいのか？
目隠しフェンス設置の目的をはっきり決めることが大切です。「目隠し」が目的であっても、気になる視線はシチュエーションごとに異なります。例えば、道路を歩く人の視線が気になる・洗濯物が外部に見えないようにしたい・隣の家の窓から見える気がするなど、目隠ししたいシチュエーションは異なるでしょう。
どこからの視線が気になるのかをはっきりさせることで、フェンスの高さや設置箇所がはっきりします。その結果、不要なフェンスの設置を防ぎ、コストの削減や圧迫感を軽減することにつながるでしょう。
敷地の状況
目的をはっきりさせると、フェンスを設置したい場所が決まります。その設置場所の状況を把握することも大切なポイントです。道路側からの視線を遮りたい場合、高低差によってはフェンスの高さが低くても目隠しできる可能性があります。また、隣の家との境界線にフェンスを設置することもあるでしょう。その場合は、隣の家の人にフェンス設置について事前に相談しておくことがおすすめです。なぜなら、突然フェンスが設置されることによって、隣の家の日当たりが悪くなる・境界線の認識の違いなどによってトラブルに発展するケースがあるからです。
ご近所関係を良好にするためにも、設置前に説明や相談をしておくことがポイントです。
目隠しフェンスに必要な高さ
次に目隠しに必要なフェンスの高さについて紹介します。「目隠しのためにはどのくらいフェンスの高さが必要なのか？」分からないという人も多いでしょう。
一般的に目隠しに必要とされるフェンスの高さは、約180〜200㎝と言われています。大人の男性が立って歩いた際の目線の高さが約160㎝を目安にしているため、フェンスの高さが約180〜200㎝あれば、視線を遮ることに有効でしょう。
一方で、設置場所や目隠しをしたいシチュエーションによっては、一般的な目隠しフェンスの高さより低い高さで目隠し効果を発揮できます。例えば、リビングでくつろいでいる時です。ソファに座っている状態は、立っている時も視線が低くなりますよね？この場合、設置するフェンスの高さも約120㎝〜150㎝あれば、十分に効果を感じられることもあります。
このように、目的や設置場所によって、最適なフェンスの高さは異なります。先ほど紹介した、設置前にチェックしたい2つのポイントである「目的」と「設置状況」をしっかりと確認しておくことが目隠しフェンスの高さの決定には大切です。
目隠しフェンスのよくある失敗例
ここでは、目隠しフェンスを設置した際のよくある失敗例を2つ紹介します。フェンスは目隠しに効果的ですが、一方で、圧迫感や日当たりが気になることもあるでしょう。
圧迫感がある
目隠しをしたいとフェンスを設置した場合、家の中からの視線も遮るため圧迫感を感じやすくなるでしょう。窓からの景観に開放感がなくなることで、フェンスの設置を後悔するケースもあります。
対処法は、2つ考えられます。
・目的に応じて必要な箇所にのみフェンスを設置する
・フェンスのデザインを考慮する
まず、目隠ししたい場所だけにフェンスを設置することで、圧迫感を軽減する方法です。必要な箇所のみフェンスを設置するため、開放感を残しながらフェンスを設置できます。次に、フェンスのデザインを考慮することで、圧迫感を軽減します。例えば、フェンスの上段だけ板を使ったデザインで目隠しをしたり、隙間が広いタイプのフェンスを設置したりすることで、圧迫感が軽減できます。全体的にフェンスを設置する際は、圧迫感の感じにくいデザインのフェンスを選ぶこともおすすめです。
日当たりが悪くなった
次に、フェンスの設置によって日当たりが悪くなったと感じるケースがあります。設置場所や高さによっては陽の光を遮り、庭の植物の成長を妨げたり家の中が暗くなったりすることもあるでしょう。このようなケースも、フェンスのデザインを考慮することで、日当たりを保つこともできます。フェンスには、半透明パネルを使ったデザインや縦格子タイプなどがあります。自然の光を取り入れながら、目隠し効果が期待できるデザインです。また、植栽など植物を活用した目隠しも取り入れることで暗くなりすぎずに目隠しできる効果も期待できます。
目隠しフェンスの使用例
最後に、どんな場所に目隠しフェンスが設置されているか使用例を紹介します。実際に目隠しをしたい場所がある方は参考にしてみてください。
道路側のフェンス
道路側にフェンスを設置する際は、設置場所と道路の高低差によって、フェンスの高さを選ぶことがおすすめです。道路側に立った際に、家の中が見えない高さを把握しておきましょう。
道路を歩く人の目線に合わせて設置する道路側のフェンスは、家の外観にも合わせて設置することで統一感のあるデザインに仕上がります。家の外観の特徴的な箇所にもなるフェンスは、自宅のテイストに合わせて、圧迫感や日当たりを考慮することで快適な生活をサポートするでしょう。
リビング
リビングでは家族がくつろぐスペースでもあります。そのため、外部の視線が気になる人も多いでしょう。そこで、リビングの窓の前にフェンスを設置します。ここでのポイントは、圧迫感や日当たりが悪くならないデザインのフェンスを選ぶことです。
くつろぎスペースであるリビングが、フェンスを設置したことで薄暗くなってしまう・圧迫感があるとゆっくり過ごすことが難しくなってしまいます。フェンスのデザインを考慮しながら、最適な高さのフェンスを設置することがおすすめです。
隣の家との境界線
隣の家との境界線にフェンスを設置する場合は、トラブルになりやすいため注意が必要です。まず、境界線をしっかり確認しておきましょう。「境界標」や「境界杭」を目安に境界線の認識をはっきりさせておくことが大切です。また、日当たりや風通しなどもフェンスによって悪くなると、トラブルに発展してしまいます。フェンスのデザインや高さを考慮しつつ、プライバシーを守れるフェンスを設置しましょう。
庭
庭は、ガーデニングやBBQ、お子さんやペットの遊び場など、憩いの場としても活用されます。しかし、通行人の視線や近所の視線が気になるなど、プライバシーを保護しながら過ごしたいと考える人も多いでしょう。目隠しフェンスの高さは、一般的に約150㎝が目安です。お子さんやペットが安心して遊べ、座ってガーデニングやBBQをする際には、プライバシーが保てる高さです。しかし、周りに庭を見下ろす建物が立っている場合は、200㎝ほどの高さのフェンスを検討する必要があるでしょう。
まとめ
生活する中で、外部の視線が気になることがあります。そこで、目隠しできるフェンスの設置がおすすめです。しかし、どのくらいの高さが効果的ななのか分からないという人はたくさんいます。
一般的な目隠し効果のあるフェンスの高さは約180〜200㎝と言われています。設置場所や目的によって、最適な高さは異なるため、事前によく検討しておくことがオススメです。また、圧迫感や日当たりの悪化は目隠しフェンス設置の後によくある失敗例です。
最適な高さを検討すること・フェンスのデザインを考慮することで失敗を避けられるため、設置場所や設置目的をしっかり検討してから、フェンスを決めましょう。
どんなフェンスが目隠しに最適か？ご自身で判断が難しい場合は、プロに相談することもおすすめです。フェンスについてお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。
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